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天分を出し尽くす
2021-10-11
森信三(国民教育の師父)

人間の偉さは才能の多少よりも、
己に授かった天分を生涯かけて
出し尽くすか否かにあるといってよい
 
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人間は、不公平なもので、生まれた時のもともとの才能に
は残念ながら、違いがあります。

小学生のころ、学習塾へ通ておりましたが、特別優秀な
同級生がおりました。私がいくら勉強しても、遥か上の
成績を取ってしまうのです。
勝ち目がない、歯が立たないのです。

後でわかったのですですが、その同級生の親は、大学の教授
をしておりました。それでも人間は平等のはずだと頑張り
ましたが、彼は開成中学へ行き、私は公立中学に進みまし
た。

高校に行くと、また、勉強がものすごくできる者がおりました。
当然彼は東京大学に進学しました。

今頃、彼らは何をしているのでしょう。
幸せな人生を送っていることを祈ります。


しかし、多少の多少の努力はしますが、それほど才能に恵まれ
ていたわけではない私ではありますが、今、とても充実しております。


僧侶という多くの人たちの幸せに寄与できる仕事こそ、
私の天職です。
この天職に感謝しながら、自分なりに努力し、多くの方々を幸せに
導いていくことができます。
また同時に、後輩の僧侶を励まし、学び合い、育てていけるのです。

お釈迦様、日蓮聖人が私の行状を見れば、まだまだ足りていない
と指摘されるは思います。

まだまだ足りておりませんが、これからも、
自分のできることは、やり尽くしていきたい
と思います。
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