宝珠の碑｜日蓮宗 実相寺

令和2年は、チャイナの武漢市から始まった新型コロナウイルスの蔓延により、世界中は大変なことになりました。このウイルスが原因となり亡くなられた人は、200万人近くになっております。本当に痛ましい事態です。

大変とは、「大きく変わる」という意味もあります。我々人類は大きく変わる必要があるのでしょう。人類が変わらなければならないと申しますと、何か大きなことのように思われ

ます。しかし、人類のうちの一人がこの文書を読んでいるあなたです。あなたが、変わることが求められているのです。

私も、変わりました。小さなことかもしれませんが、仕事のうえでも、友人との会合もＺＯＯＭというテレビ会議システムで行うことが普通になりました。以前からこのテレビ会議システムは導入しようと思っておりましたが、なかなか前に進みませんでした。しかし、この「大変」な事態を乗り越えるために行うようになりました。

仕事上のことでは、日本国中の方々とお話することが必要なので、逆に、話ができる回数も増えて話が深くできるようになり、色々なことが進みました。もっと変化した方もいらっしゃるとは思いますが、私も少々ながら変化できました。

このウイルス禍はまだまだ続くように思いますが、それぞれの環境で変われることは、この際、変わっていけばよいのだと思います。このウイルス禍も、そのうち収束に向かうでしょう。その時、揺り戻しもがあるかもしれません。変わりすぎたので、元のようにしましょうという動きが強くなるかもしれません。そうしたら、戻せばよいのです。

今は、「大きく変わる」時だと思います。

お釈迦さまも、「すべては変化していく。永遠に続くものはない」とおっしゃっております。

楽しみながら、変わっていきましょう。