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してくれない。
2020-06-27

曽野綾子(作家)の言葉

「してくれない」という言葉を口にする人は精神的老化が進んでいる

 

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してくれない、という言葉は、我々は、よく使います。してくれない、というからには、してくれて当然だ、というニュアンスが含まれています。当然してくれるはずなのにしてくれないのは、あなたがおかしいのだ、早くしてください。いや、「早くしろ!」という感情もこもっているようです。

 

おそらく、そのように考えているのですから、それなりにその人に対して善行を積んでいたのでしょう。「ギブ アンド テイク」ということも頭の中にあるのでしょう。ですから、「してくれない」という感情が一概に間違っているとは思いません。

 

しかし、「してくれない」のには理由があると思います。「ギブ アンド テイク」という考えがもともと無い。以前やってあげたのだから借りは返しているはず。私はあなたと対等ではなく偉いので、やってあげる必要はない。など「してくれない」理由はいくらでもあります。

 

ここからが重要なのですが、「してくれない」から、怒るのではなく、基本的に「してくれない」のであれば、「自分でする」ようにすればいいのです。人に求めるから腹が立つのです。人はしてくれなくて当然、時には裏切ることもある、ということを頭に置いておくことが大切です。

 

曽野綾子さんも、何回も何回も裏切られてきたのでしょう。皆さんも、裏切られた経験はあると思います。これからも裏切られることもあると思います。「してくれない」ことを念頭に置いて、いつも明るく生き生きと生きていきましょう。

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